今日の国試<5>
こんにちは~。
今日も国試を解いていきましょう!
今回もってきた問題は、股関節周辺の解剖の問題です。
それでは見ていきましょう。
[1] 股関節について正しいのはどれか。
1. 関節窩には骨頭の1/3が入る。
2. 臼蓋角は成人の方が小児よりも大きい。
3. 運動範囲は内転の方が外転よりも大きい。
4. 大腿骨頭靱帯は内転時に緊張する。
5. 恥骨筋の収縮は外旋を制限する。
[2] 股関節について誤っているのはどれか。
1. 腸骨大腿靱帯によって内転が制限される。
2. 大腿骨頭靱帯の中を血管が通る。
3. 関節包は前方部分が厚い。
4. 骨頭と臼蓋は同心円に近い球関節である。
5. 関節唇が適合性を高めている。
今日はこちらの2題。どうでしたでしょうか?
それでは解答にいきます。
ーーーー<解答>ーーーーー
[1] 股関節について正しいのはどれか。 → 答え 4
[2] 股関節について誤っているのはどれか。 → 答え 解答なし
まず[1]
股関節は寛骨と大腿骨の間の関節です。
機能関節名は臼関節、球関節の仲間ですが肩関節ほどの可動域は無く、多少可動域が制限されています。
が、重い体重を支えるために安定かつ強固な構造になっています。
[1]の選択肢の訂正
1. 関節窩には骨頭の約2/3が入ります。
2. 臼蓋角は成長するにつれて小さくなっていきます。
形成不全だとこの角度が大きいままになりますね。
3. 運動の範囲は外転の方が大きいです。
実際に動かしてみると分かりやすいかと思います。
5. 恥骨筋の作用は「屈曲」「外旋」「内転」です。
つまり、恥骨筋が収縮すると上記の作用の反対、「伸展」「内旋」「外転」を制限するということになります。
[2]については、実は全部正しい文章となっています。
この問題は採点除外となったみたいです笑
ですので改めて問題文章を読んで確認してみてください。
以上、今日の国試でした!
今日は問題少なめですいません……。
出来るだけ3題ずつに出来たらと思います。
ではまた次の記事でお会いしましょう! ~新巻~