今日の国試<1>
こんにちは、新巻です。
今回から国試に触れていこうかなと思います。
そこで注意点です。
<あくまでも個人的に解いて公開しているものであり、ここの
内容を利用して生じた結果には一切責任を取りません。
あくまでも自己責任でお読みくださいね。>
誤り等の指摘は随時、コメントやメールアドレスの方に連絡頂けると
ありがたいです!
それではさっそく解いていきましょう!!
今回は「生理学」分野が中心です。
[1] 血液について正しいのはどれか。
1. 血小板は脾臓で作られる
2. 白血球で最も多いのは好中球である
3. 血漿成分にフィブリノーゲンは含まれない
4. エリスロポエチンは赤血球の破壊を促す
5. 赤血球はpH調節に関与する
[2] 免疫系に関与しないのはどれか。
1. 骨髄
2. 胸腺
3. 脾臓
4. 膵臓
5. 扁桃
[3] 免疫グロブリンについて正しいのはどれか。
1. 唾液中には含まれない
2. T細胞が抗原の刺激を受けて産生する
3. IgGは血漿中に占める割合が最も少ない
4. IgEはアレルギー反応に関与する
5. IgMには胎盤透過性がある
[4] 血液凝固因子はどれか。
1. アルブミン
2. トロンビン
3. プラスミノーゲン
4. エリスロポエチン
5. ヘモグロビン
[5] 誤っているのはどれか。
1. エリスロポエチンは赤血球の産生を促す
2. 赤血球は細網内皮系の器官で捕捉される
3. 白血球で最も多いのは好塩基球である
4. 血漿成分にはフィブリノーゲンが含まれる
5. 血小板は骨髄で作られる
ーーーーーーー解答ーーーーーーー
[1] 血液について正しいのはどれか。
解答:2
解説:血小板は骨髄で作られます。
血漿成分には水分、電解質、フィブリノーゲン・アルブミン・グロブリンなどの
(血漿)タンパク質などがあります。
エリスロポエチンは、酸素不足になると骨髄に作用して赤血球を増産します。
赤血球は酸素の運搬に関与します。
[2] 免疫系に関与しないのはどれか。
解答:4
解説:免疫系に関与するのは、骨髄・胸腺・脾臓・扁桃・リンパ節などです。
膵臓はインスリンやグルカゴンなどのホルモンや消化液を分泌する
臓器ですね。
[3] 免疫グロブリンについて正しいのはどれか。
解答:4
解説:免疫グロブリンとはIg~ってやつですね。
IgAは唾液中などの外分泌液に含まれます。
IgGは血清中の免疫グロブリンの75%と大部分を占めます。
IgMはヒトの胎盤を通過できません。
抗原が侵入して免疫系が活性化すると、B細胞が分化した形質細胞によって
抗体が産生されます。
[4] 血液凝固因子はどれか。
解答:2
解説:血液凝固因子とは、血液凝固に関する血中・組織中の因子をいいます。
これらは1~13まで番号付けされています(6番は現在用いられていません)
Ⅰ:フィブリノーゲン Ⅷ:高血友病因子
Ⅱ:プロトロンビン Ⅸ:クリスマス因子
Ⅲ:組織トロンボプラスチン Ⅹ:スチュアート因子
Ⅳ:Ca2+ XI:プラスマトロンボプラスチン前駆物質
Ⅴ:Ac-グロブリン XII:ハーゲマン因子
Ⅵ:欠 XIII:フィブリン安定化因子
Ⅶ:プロコンバーチン
アルブミンは血漿タンパク質の1つです。
トロンビンはプロトロンビンが活性化したものの名称になります。
(プロトロンビン→(活性化)→トロンビン)
プラスミノーゲンはプラスミンの活性化前の物質です。プラスミンは
血栓や血餅などを溶かす線溶系と呼ばれるものです。
エリスロポエチンは赤血球増産を促すホルモンです。
ヘモグロビンは酸素の運搬に関与する、鉄原子を含むタンパク質です。
[5] 誤っているのはどれか。
解答:3
解説:白血球で最も多いのは好中球です。
今回は以上になります。
今後もこんな感じで、1回の投稿で5問程度を考えています。
継続は力なり、ちりも積もれば山となるといった感じでコツコツ更新
していきたいと思います笑
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!! ~新巻~